多くの人々がナッツ(木の実)を食べるのを制限しようと考えています。それはナッツに含まれる脂肪分を気にしてのようです。しかしマサチューセッツ州のハーバードスクール・オブ・パブリックヘルスのフランク・フー博士による新しい分析によると、それらをスナックとしてつまむことは、心臓病を防ぐ効果があるということです。
フー博士は1980年から1990年に渡って実施された、ハーバード主催による、ナースズ・ヘルス・スタディに参加した86,000人のアメリカ人女性のデータを検証し、彼女たちをナッツを食べる頻度によりグループ分けしました。
フー博士はナッツを多く食べた女性(1週間に5回以上)は、心臓病による死亡率と致命的でない心臓発作の割合が、あまり食べないグループ女性の2分の3であることを見つけました。
この事にはいくつかの理由が考えられます。まずナッツに含まれる不飽和脂肪酸が血中脂肪を低下させること、またナッツは血管をリラックスさせ、凝血を防ぐアミノ酸;アルギニンを豊富に含むことが言えます。さらにナッツに含まれるマグネシウム、銅、葉酸、ビタミンEも心臓を保護する成分と考えられます。
例として代表的なナッツのひとつ、クルミには心臓病を予防することで知られるオメガ−3(n−3系)脂肪酸のα−リノレン酸が含まれています。
ピーナッツは厳密にはナッツでは無く豆類に含まれますが、ピーナッツにもナッツと同様の健康上の効果が見られます。但しおもしろことにピーナッツバターは含まれません。その理由として、ほとんどの市販のピーナッツバターには水素添加オイルが含まれており、それが健康な成分を中和してしまい、その効果を無くしてしまうというのです。ですから天然でオーガニック(有機栽培)のピーナッツバターを選ぶのにはそれなりの理由があるのです。
資料:British Medical Journal, November 1998, 317:1341-5 |