医学界において高い権威を誇るJAMA(Journal of the American Medical
Association)は、長い間ビタミンサプリメントの使用に対し否定的でした。
しかし最近になり、遂にそのポリシーを完全に反転させました。
そして現在、全ての成人は少なくても、1日1錠のマルチビタミンを摂取することをJAMAでは推薦しています。
このジャーナルに載せられた象徴的な記事において、慢性的な疾病を予防するために、全ての成人はビタミンサプリメントを取るべきだと述べています。
「ほとんどの人々は、理想的な量の全てのビタミンを、食事から補給することが出来ていません。
この事実は、全ての成人は、ビタミンサプリメントを取るべきであることを表しています」と記事の執筆者である、ハーバードメディカルスクールのロバート・フレッチャー博士とキャサリーン・フェアフィールド博士は述べています。
彼らは1966年と2002年に発表された研究を見直し、ビタミンの摂取と各種疾病:ガンや骨粗そう症、慢性的な心臓病などの関係を調査しました。
多くの疾病が広範囲に発生しているのは、アメリカの標準的な食生活が、研究により推薦されている充分なビタミン量を満たしていない証拠です。
人口の大きな割合を占める人々はビタミン不足のリスクが高くなっていると言えます。
執筆者である彼らは、ビタミンA、B6、B12、C、D、E、K、葉酸、各種カロチノイド:α-カロチン、β-カロチン、リコペン、ルテインなどの栄養素について調査しました。
その結果、各種栄養素の不足が、以下の様なそれぞれの疾病に関係していると報告しています。
ビタミンB不足はホモシスティンのレベルの上昇と慢性的な心臓病のリスク向上。
葉酸不足は神経官欠損、慢性的な心臓病、乳がん、結腸癌。
ビタミンB6不足は口角症、口内炎、中枢神経障害、神経疾患。
ビタミンB12不足は大赤血球系貧血、神経異常。
ビタミンE不足は前立腺ガン。
カロチノイド不足は乳がん、前立腺ガン、肺がん。
ビタミンD不足は二次副甲状腺機能亢進症、骨の減少、骨粗そう症、骨折リスク増大。
ビタミンCはガン。
ビタミンAは視力障害と免疫機能の低下。
ビタミンKは凝血障害と骨折リスクの増大。
フレッチャー博士とフェアフィールド博士は、年齢や健康状態に関わらず全ての人に対し、マルチビタミン/ミネラルを毎日取る事を薦めています。
また菜食主義の人は特にビタミンDとB12が不足しやすいので、マルチビタミンが必要だと述べています。
更に加齢と共に食物からのビタミンやミネラルの吸収が悪くなりますので、その場合もマルチビタミンを取るべきであると付け加えています。
資料:Journal of the American Medical Association, 2002
※野菜や魚などが豊富で、低カロリーな日本食は、アメリカの食事に比べて、一般的に栄養のバランスが高いと言われています。
しかし食生活の西欧化に伴いこのバランスが崩れてきているのが現状のようです。今一度、食生活の見直しを図ると共に、マルチビタミン/ミネラルを毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょう。
|