その睡眠作用で時差ぼけ予防や不眠症の人等に利用されているサプリメント:メラトニンが、高血圧の予防にも効果的であるという研究報告がされました。
メラトニンは 脳内で分泌されるホルモンで、体内時計をコントロールする働きがあります。
これは 子供の時には多量に分泌されますが、思春期を過ぎると急激に減少してきます。その ため歳をとるにしたがって不眠症や時差ぼけになりやすくなるため、メラトニンをサ
プリメントで補うことによりそれらを解消することが出来ると言われています。
ハーバード大学のフランク・シーア博士らの研究グループは、睡眠−覚醒のリズムを 調整しているホルモンであるメラトニンが、血圧の調整にも関係していると考え、1
6人の男女に3週間メラトニンを与える実験を行いました。
その結果、被験者の夜間 の血圧が平均して上(収縮期)が6ポイント、下(拡張期)が4ポイント下がりまし た。
メラトニンを1回服用しただけではこの血圧を下げる作用は見られませんでした が、3週間連続して使用した結果、睡眠が十分に取れるようになり、血圧も安定しま
した。
シーア博士は、体内時計のリズムが乱れると、寝るべき夜に充分な睡眠が取れなくな り、それが高血圧の原因になると考えています。
心臓発作などの心臓血管系の病気が 起きるのが朝に多いのも、そのためであると博士達は考えています。
よってメラトニ ンの使用で熟睡が出来て血圧も下がることは、心臓病の予防に効果があるといえるで しょう。
資料:Reuters、Jan. 19, 2004 |