LA通信 >2004.01.19
 



10周年を迎えたロスアンゼルス地震
昨年の12月26日に起きたイランの大地震は、4万人以上もの人々が亡くなる大惨 事となりました。
これはカーター政権時代に起きたアメリカ大使館人質事件、そしてイラン革命以来国交が無いアメリカにおいても大きなニュースとして伝わりました。
ならず者国家としてイランを名指ししていたブッシュ大統領も、人道的支援として救援物資と人員を現地へ派遣しています。またLAは全米最大のイラン人のコミュニ ティーがあり、家族や親戚、友人を失った多くの人たちの悲しみが、ニュース等で伝えられていました。6000年以上も大規模な地震が無かった現地のイランでは、今 回のような惨事が起きるとは誰も予想できなかったに違い有りません。


1994年1月17日、ロスアンゼルス地震(こちらでは震源地近くの地名からノー スリッジ地震と呼ばれる)から10周年を迎えました。この地震では72人が死亡、 9千人がケガをし、11万戸以上の家屋が被害を受け、被害総額250億ドルのアメ リカ史上最も被害金額の大きな自然災害となりました。被害の大きかったカルフォルニア州立大学ノースリッジ校だけでも4億ドルの被害を受けました。またLAダウンタ ウンと東北部のバレー地区を結ぶフリーウェイの橋脚が折れて交通を遮断したため、 その後の市民生活にも大きな影響を与えました。


今では大学のキャンパスや校舎も広く立派に立て直され、フリーウェイも被害にあっ た多くの建物も修理や立て直されています。かっては1940年代から1960年代 の家が並んでいた地区も今は新しい街に生まれ変わっていて、このノースリッジ地区を含むバレー(谷)と呼ばれる地区には現在130万人もの人々が住んでいます。こ の様に時間と共に地震の怖さが風化しかけていますが、ノースリッジ地震から10周 年を迎えて、市や州では改めて地震や災害に対する準備をしておこうとメディア等を 通じて呼びかけています。

ちょうど1年後に日本で起きた阪神大震災に比べれば、ロスアンゼルス地震の人的被 害は少なかったかも知れません。しかしサンフランシスコ大地震にも知られるよう に、カルフォルニア州は地震の巣です。ロスアンゼルス地震のマグネチュード6.7 級か、それ以上の大地震が発生する可能性は今後も多いにあります。今まで大きな地 震の無かったイランのように、今まで無かった場所でも大きな地震が起きています。 やはり普段から地震や災害、いざと言う時のための準備をしておくことが大切です ね。


地震対策の参考:

救急用品や食料、水などを入れた災害用キットを用意しておく。
机の下など地震の時に安全な場所を確認しておく。
家具や電化製品、鏡や写真フレームなどの落下や転倒防止をしておく。
家族と離れ離れになった時に集まる場所を決めておく。
州外(県外)に家族が連絡出きる親戚や友人を用意しておく。
人工呼吸法などの救急法を習っておく。
ガスや電気、水道などの止め方、元栓の場所を確認しておく。

資料:msnbc.msn.com

MAMO (Nature’s Story USA/ロスアンゼルス)