LA通信 >2003.08.18
 



アーノルドはカルフォルニア州知事になれるか?!
HELLO!LA在住のMAMOです。8月14日に起きたアメリカ東北部とカナダの大停電に はとっても驚かされました!こんなに広い範囲で停電するなんて、ましては先進国を 代表するアメリカで起こるなんてとっても信じられません。まるで日本中が停電した ようなものです。ニューヨーク中の明かりが消え、空港は止まり、携帯電話まで使え なくなるなんて凄いことです。その経済的打撃も大きくニューヨークだけでも10億 ドル、全体では250億ドルとも言われています。2年前のワールドトレードセン ターのテロにしても、本当に何が起こるか分からないものです。ちなみにカルフォル ニア州では、充分な電力が確保されていることと、東海岸と送電システムが違うため 心配は無いとのこと。


ところでここLA、いやアメリカ全土で今一番盛り上がっている話題と言えば、何と 言ってもカルフォルニア州知事のリコールに伴う知事選挙です。そしてその目玉はあ の“ターミネーター”ことアーノルド・シュワルツネッガーが正式に立候補したこと でしょう。TVのニュースでは毎日彼の動向が伝えられ、あのNewsWeek誌や TIME誌でもその表紙は彼の顔で飾られました。ある報道では20〜40代の有権 者の、40%以上は彼に投票するだろうと伝えています。果たして彼は知事になれる でしょうか?


10月7日に予定されている投票では、2つの質問が有権者に与えられます。一つは “現職のグレイ・デービス州知事をリコールするか?”ということ、もう一つは“リ コールする場合、誰を次の州知事として選ぶか?”ということです。経済政策の失敗 により、巨額の赤字を作ったグレイ・デービス州知事の人気は低く、リコールが成立 するのはほぼ間違いないと見られています。しかし誰を選ぶかという2つ目の質問に 対しては多くの混乱が予想されます。それは・・・何と候補者名簿には135名!も の名前が連なっているからです。


今回の選挙にはアメリカ市民で$3500と65名の署名を用意できた人なら誰でも 立候補出来るそうです。そのため政治家だけで無く、ミュージシャンや実業家、作 家、心理学者、コメディアン、更にポルノ女優や自称相撲レスラーまで、総勢135 名もの人々が立候補しているのです。共和党や民主党から出馬する人たちは別にして も、全ての候補者達が本気で州知事の椅子を目指しているかは疑問です。その内の多 くは自身の売名行為のためにやっているのは間違いなく、“$3500でTV局がイ ンタビューでも来てくれたら、広告費を払って宣伝するより安い”というのが本音の ようです。誰にでもチャンスがある点では、まったくアメリカらしいと言えばそうで すが、全世界でも有数の経済規模を誇るこのカリフォルニア州の知事選挙が、これで はまるでジョークのように見えます。


現在のカルフォルニア州の経済危機は大変深刻で、学校や警察の予算まで削減され、 自動車の登録料の値上げ、各種の増税も今後予定されており、市民生活やビジネス活 動に与える影響は多大です。そのためこの州知事選挙はカルフォルニア州の今後を占 う上でとっても重要であり、人々の関心もとても高いです。デービス州知事は連邦裁 判所に選挙の延期を申請しており、もしかしたら来年4月頃に延期の可能性も出てき ました。私はアメリカ市民では無いので選挙権は有りませんが、これからもこの知事 選挙の動向は注目していきたいと思います・・・果たしてシュワルツネッガー知事は 誕生するでしょうか?見逃せません。


MAMO (Nature's Story USA)