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Hello!LA在住のMAMOです。10月21日(火)から南カルフォルニア各
地で続いていた大規模なワイルドファイヤー(山火事)も、発生から10日間以上経 ち、やっと収束に近づいています。発生当初“サンタアナ・ウィンド”と呼ばれる、
この地域特有の暖かく強い季節風に煽られ瞬く間に広がったこの山火事も、10月末 からぐんと下がった気温と、おりからの雨や雪も手助けして、ようやく鎮火のめどが
立って来ました。
カルフォルニアでは毎年山火事が起きており、今回も最初ニュースを聞いた時も“ま たか”という感じでした。また山火事というとその名の通り遠い山岳地域で起きてい
て、山から離れて住んでいる私にとってはあまり縁がないものと思っていました。し かし今回は私も馴染みのあるサンディエゴ、ロサンゼルス、サンバルナルディノ、ベ
ンチュラと4つの郡、そして大小合わせて18個所にも上る場所で同時に発生し、特 にロスアンゼルス近郊でも大きな被害が出たこともあり、ひとごととは言えない大き
な惨事になってしまいました。事実、現場から50キロ程度離れた私の家の近所ま で、一時白いホコリのような灰が飛んで来て、路上に止めておいた私の車にも灰がた
くさん乗り、すっかり汚れてしまいました。また日本にいる父親からも「TVですご い山火事がカルフォルニアで起きていると言っていたけど、おまえの所は大丈夫か
?」と夜中(2:00AM!)に電話をもらうほど、世界中で大きなニュースになって いたようです。
火事が最も勢いを増した先週の始め、私はロスアンゼルス北西部の“バレー(谷)” と呼ばれる地域に用があって行きました。フリーウェイ405号線を北上して有名な
ゲッティミュージアムなどがある山を越えると、そのバレーが見えてきます。そして その向こうにある山々に目を向けると・・・もくもくと大きな灰色の煙が立ち上が
り、 一部には炎も上がっており、まるで火山の噴火のようです。そして消火用のヘリコプ ターや飛行機が次々と山に向かい飛んで行くのを見ることが出来ました。さらにその
山の近くまで行くと、まるで霧が掛かったかのように付近はうっすらと煙で覆われ、 空気は悪く、自動車の窓を開けるのをためらうほどでした。このバレー地域に住んで
いる知人の家は、すぐ裏の山まで炎が回り避難勧告が出たので、車に荷物を積んで避 難をしたそうです。幸い彼の家は無事でしたが、しばらくは心配で生きた心地がしな
かったと語っていました。
今回の山火事は南カルフォルニア各地で同時に発生し、また強い風のためあっという 間に広がったため、消防士や消防車、消火用のヘリコプターや飛行機も数が足りず、
一時は「弾は撃ち尽くした・・・」と消防署の担当者が語るほど、いつ鎮火出きるか 見 当が付かない状態でした。TVニュースでみた映像では、炎は消防車の高さの3倍程
まで竜巻の様に巻き上がり、その凄まじさは想像以上です。炎は高いものでは30M 程にもなったそうです。しかしアリゾナ州やコロラド州等、他州の応援を得て、総勢
12000人以上の消防士を動員し、また涼しくなった天候も手伝い、現在何とか沈 静化して来ましたが、まだ完全に鎮火した訳ではありません。現在までのところで7
5万エーカー(約3千平方キロメーター)が焼け、3500件の家が燃え、そして1 50人以上がケガ、20人の方が亡くなられたそうです。
今回の山火事の原因はまだ調査中ですが、サンディエゴの火事は道に迷ったハンター の上げた照明弾によるものと言われています。一般的に山火事は落雷、キャンプやタ
バコの火の不始末などで発生することが多いのですが、今回の半分以上の山火事は放 火の疑いが強いそうです。誰が何の目的で火を付けたかは知りませんが、このような
大惨事を引き起こしたのは本当に許せないと思います。焼けた山々は今後大雨が降る と土石流を引き起こす可能性も高く、山火事では助かった家も次の危険にさらされて
います。
ここ南カルフォルニアでは11月に入りすっかり気温が下がり、山岳地域では雪も降 り、本格的に冬に入って来ました。そして11月の感謝祭、12月のクリスマスと、
アメリカはホリデーシーズンを迎え歳末商戦が活発になってくる時期でもあります。 2003年も残りあとわずかですが、これ以上の惨事が起きないように願いたいもの
です。まずは自分から火の元には気を付けていかなければいけませんね。
MAMO (Nature’s Story USA)
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