LA通信 >2004.02.23
 



ローカーボクレイジー!!!

最近、アメリカではローカーボ(Low−Carb)という言葉が流行しています。

低炭水化物を意味するこのローカーボという言葉は、ファーストフードレストランの ローカーボメニューや、ローカーボブレッド(食パン)、ローカーボキャンディー、 ローカーボソーダ、そしてローカーボビールやローカーボアイスクリームまで、現在 あらゆる食品に使われています。

それは既に一般的なローファット(Low−Fat /低脂肪)と共に一般のスーパーマーケットで簡単に見つけることが出きるようにな りました。

アトキンス博士により炭水化物(Carbohydrate)の摂取量を減らすダイ エット方法が発表されたのは1990年代初めでした。
食生活の中心とされているパ ンやパスタ、米などの炭水化物を減らし、肉類などのタンパク質(Protein) を多く摂取することを薦めるこのダイエット方法は、アトキンス・ダイエット又は ローカーボ(Low−Carb)・ダイエットとも呼ばれ、それまでの脂肪の摂取量 を減らすダイエット方法の常識を破る衝撃的なものでした。

そのため、栄養学的に危険で健康的で無いとか、逆にとても効果的であるとか、賛否両論を繰り返しながら も、少しづつ一般に浸透して行きました。
そして現在、ちまたには低炭水化物(ロー カーボ)フードが溢れていて、ローカーボフードの専門店まであちこちに現れる程に ポピュラーな存在になったのです。

スナック菓子の大手であるフリトレー社では、先月2種類のチップス新製品を発表し ました。

その“ドリトスエッジ(DoritosEdge)”と“トスティトスエッ ジ(TostitosEdge)”と名づけられた新製品の特徴は、レギュラータイ プのドリトス(Doritos)とトスティトス(Tostitos)に比べ60% も炭水化物の含有量が少ない事です。

この新しいチップスには、大豆タンパク質と食 物繊維を代替として使用しているそうです。
またフリトレー社では既に、製品の保存 に効果的なため長い間使用していた“トランス脂肪酸(マーガリン等の半固形の油 脂)”を、心臓病の原因に関係があると最近問題視されて来た為、健康志向の高まり を受けて同社の全ての製品から無くしています。

最近はマクドナルドやバーガーキング等の大手ファーストフードチェーンでも、低炭 水化物メニューを発売し好評を得ています。
またアルコール業界でもビール最大手の バドワイザー(Bud Weiser)では“ローカーブ・ミコロブ・ウルトラビール(low-carb Michelob Ultra beer)”、クアーズ(Coors)では“アスペン・エッジビール (Aspen Edge beer)”の低炭水化物ビールをそれぞれ発売し大きな利益を上げていま す。

低炭水化物を嗜好する“ローカーボクレイジー”人口は、健康志向の高まりとア トキンスダイエットの影響により増えつづけ、現在、食品会社の新製品の大きな目玉 になっているのです。

参考:LA Health News, Febfurary 2004


私の知り合いでも低炭水化物ダイエットを実践していた人が数人います。
見ていても 確かに以前よりやせて来ていて、ダイエット効果はあるように感じました。

パッケー ジの栄養素ラベルを調べて炭水化物の少ない食品を選んで買い、好物のハンバーガー やパスタは控え、野菜や肉類を含めたタンパク質中心の食事を心掛けるなど、彼らの 食生活に気を使う姿勢にはとても関心させられました。
しかし低炭水化物の食事は満 腹感が得られにくく、食べても食べてもお腹が減って仕方がなかったと一人の友人は 語っていました。
その反動かダイエット終了後、彼は見事に一回り大きなお腹を復活 させていました。
一時期、低脂肪の食べ物が脚光を浴び、人々は競ってそれらを食べました。しかし低 脂肪だからといっても全体のカロリーが低いとは限らず、逆に安心して食べ過ぎたら かえって太ってしまったという話がよく聞かれました。また低カロリーだということ でダイエットコーラ等のサイダー類を水代わりに飲んでいる人たちが沢山います。
しかし砂糖の代替にそれらに使われている人口甘味料の方が、体に悪いという研究結果 もあるそうです。

単純に一種類の食品や、一種類の栄養素を取るだけでやせたり、健康になるというこ とには、やはり無理があるのではないでしょうか。
脂肪も炭水化物も体に必要な栄養 素なのですから、一部だけを偏って摂取するのではなく、全ての栄養素をバランス良 く取る事が健康的な食生活をする上で最も大切だと思います。
そして体重を減らすに はやはり食べる量を減らさないことにはあまり効果がないのでは・・・見ていると 太っている人はやっぱりいっぱい食べてます。ほんとに。

MAMO (Nature’s Story USA/ロスアンゼルス)