LA通信 >2004.06.23
 



ウェストナイル・ウェイルスの脅威!

夏は蚊に悩まされます季節ですが、ここロスアンゼルス近郊は乾燥しているせいか、 日本に比べてその頻度はあまり多くありません。

しかしキャンプ場や湿地帯、山岳地 帯などはもちろん、一般の市街地などでも蚊に刺される可能性はやはりあります。

そ して最近その蚊に刺されることにより感染する、西ナイル・ウィルスという病原体が カルフォルニア州、そしてここロスアンゼルス近郊でも確認され、人々の心配をかっ ています。

ロサンゼルスの日本領事館でも以下のような情報を、こちらに住んでいる 日本人の人たちへ流し、注意を促しています。

--------------------------------------------------- 米カリフォルニア州衛生局等によると、オレンジ郡にて先月24日に亡くなった男性 (57)の死因が西ナイル熱によるものであると確認され、同州内で初の死者が出ま した。

同州では今年に入って既に44名(ロス郡10名)の西ナイルウィルス感染者 が確認されており、昨年を上回る勢いで広がっています。

またアリゾナ州でも今年既 に2名の死者と130名以上の感染者が確認されており、引き続き注意が必要だと伝 えています。

そもそも西ナイルウィルスは鳥類が保菌しているものであり、その鳥を刺した蚊に よって媒介され、鳥から人または人から人へは感染しないので、蚊に刺されないこと が重要であるとして、以下の予防法を勧めています。

(1) 夜明け及び夕刻に蚊のいる ところへ行かない。

(2) 戸外にいるときは長袖、長ズボンを着用する。

(3) DEET (chemical name, N,N-diethyl-meta-toluamide) を大人用が35%以下、子供用は1 0%以下含有する防虫剤を使用する。

(4) 窓には穴のあいていない網戸をつける。

(5) 古タイヤ、フラワーポット、ゴミ、プール、野鳥用プール、ペット用 水ボール等に水を溜めたままにしない。

(6) プールを清掃し塩素処理する。

プールカ バー上の水は排出する。

(7) 池には蚊の卵や幼虫を食べる金魚等を飼う。

(8) 野鳥用 プールや靴の泥落とし用水溜は毎週水を抜いて清掃する。

西ナイルウィルスについて西ナイルウィルスは、従来アフリカ、ヨーロッパ、西アジ アで患者発生報告がありましたが、米国では1999年に初めてニューヨークで患者が発 生し、以来、毎年蚊が活発に活動する時期に発生しています。

これまで、日本におい ては輸入症例、国内感染の報告はありません。

 西ナイルウィルスはウィルスに感染 している蚊に刺されることで感染しますが、発症するのは2割程度(潜伏期間2〜14 日)で8割の人は無症状です。

なお、ヒトからヒトへの感染はありません。

 西ナイ ルウィルスに感染し発症した状態が西ナイル熱といわれるもので、西ナイル熱はイン フルエンザ様の症状の、比較的軽症の病気で、殆どの患者は数日から1週間程度で回 復します。

一方、ウィルスが脳に感染して重篤な状態となるのが西ナイル脳炎です。

重篤な状態となるのは感染者の約1%と言われていますが、特に高齢者が多いようで す。

重症患者の3〜15%が死亡すると言われています。

------------------------------------------------ 上記のように今のところ日本では感染の心配は無いようですが、この時期にアメリカ に来る予定のある方は多少注意が必要かも知れません。

また身近なところで蚊の発生 や蚊に刺されるのを予防するのは、日米どちらにいても大切なことですね。

しかし プールでの蚊の発生を防ぐと言うのは、個人で自宅にプールを持っている家が多いア メリカならではの注意事項ですね。

MAMO (Nature’s Story USA/ロスアンゼルス)